私と同じように、赤磐市近隣での吹奏楽活動を求めている人はきっといるはず。
子育てしていても吹奏楽ができる環境を作りたい。
音楽は人生を豊かにし、まちの活気を生み、そして世代を超えて楽しむことができます。
多世代の交流を生む意義は大きいのではないでしょうか。
私はこのまちをもっと素敵なまちにしたい、もっと好きになりたい。
赤磐での文化的活動を、次世代に繋げることができると嬉しいです。
あかいわWIND 立ち上げまでの歩み
小学5年生 クラリネットを始める
2020.12 結婚を機に岡山市から赤磐市に転入
2021.7 あかいわミライFARMに参加
2021.11 出産
2022.7 あかいわミライFARMにてあかいわWIND実行委員結成
2022.10 あかいわWIND立ち上げ
大森 哉絵 3つの質問
あかいわWIND立ち上げの経緯は?
あかいわミライFARMに参加していたおかげで、立ち上げることができました。
(※あかいわミライFARMとは?:https://www.city.akaiwa.lg.jp/notice/7453.html)
もともと仕事で赤磐市に関わっていて、転入した時にお世話になっている市職員の方から教えていただき参加するようになりました。
そこで、昔の吹奏楽仲間の木庭さんと再会したんですね。
再会して「吹奏楽団作ろうよ~!」という話になりました。
実際その年の最初のみらいFARMでも「私は吹奏楽団を作りたいです」という発表をしていたんですけど、まだ自分にそこまで熱量が無くて・・・。周りの人からは、「吹奏楽団作ったらいいんじゃない?」「応援するよ」という声を頂きましたが、「いつかできたらいいな・・・」という感じだったんですよね、その年は。
その後子どもを産んで、一度岡山の吹奏楽団に復帰したのですがなかなか時間的にも厳しく、いよいよ吹奏楽できないなと感じてきたため、再度ミライFARMで「吹奏楽団を作りたい」と意思表明しました。でもその時もそこまで本気じゃなかったというか、「あ~言っちゃったよヤバいな。」みたいな笑
「ヤバいな」というのは、ここで言ったら後に引けないな、という感じだったんです、最初は。
「いつかやりたいな」と思っているけど、たぶんこれそのままだったらやらないだろうからこの場で言ってしまえばやるだろうという感じで、自分のお尻を叩くつもりでプロジェクトとして立ち上げました。
なのでひどい話なんですけど、2022年10月のプレゼンで採択されたら助成金もらえるという時に「いや本当は私やりたくないんです」みたいなことをプレゼンで言ったんですよ笑
「これ、やったら大変って分かってるからやりたいけどやりたくないんです」と。自分の思い描く吹奏楽団を作るまでに何年かかるだろう、という気持ちでしぶしぶ。そんな感じのスタートでした。
でも実際動き出したらどんどん仲間が増えていって、「ああ、こんなに求められていることだったんだ」って。
リアルで人と会う。
これまで「きっと吹奏楽楽しみたいって人、他にもおるやろな~」という見えていなかった人たちが実際に目の前にいる。
そういう人たちからエネルギーをもらって、なんだかウォォォーーってできあがりました。
本当にギリギリのスケジュールで、10月立ち上げ後、11月半ばに木庭さんと打ち合わせ。12月の頭にチラシが完成して、12月15日が最初の練習の日。
でもおかげ様で12月26日付の山陽新聞と岡山経済新聞で取り上げていただいて、そこから一気に加速しましたね。
実際に出会った人たちから実行の原動力をもらって、今日まで来れました。
決して私がめちゃくちゃエネルギーがあって「一人で全部作れます」みたいなスーパーマンというわけでは全くなく、「言ってみたらみんながやってくれた!」みたいな感じです笑
おかげ様で、現在は30人以上の方が集まってくださっています。
団員の皆さんのことはまだすべて捉えられていなくて、もっと喋りましょう笑
今は私も本当に手探りで、自分の中で思う最善のことを提案して企画チームで話し合ったりしていますが、やっぱり団員のための、ひとりひとりのための楽団なので、ひとりひとりの意見を知りたいんですよね。
私の理想は、みんなの思いを汲み上げてそれを実現することなので、「私がこれをやりたい」というよりはみんなのものを実現させたい。
それをもっとキャッチしていきたいので教えてください、という感じです笑
託児付きにした理由は?
まさしく自分が子どもを産んだことで、赤ちゃんを抱えながら吹奏楽を続けることは無理だなと思ったからです。
実際、私がこれまで所属していた楽団でも、子どもを産んでから活動をやめられる方をたくさん見てきたんですね。
これだけ音楽をやってきて、楽器が演奏できるってすごいことなのに、続ける仲間がいてほしいのにどんどんやめていってしまうから、「これは託児付きにしたらみんなハッピーじゃない?」と思って、託児付きにしました。
赤磐市にそもそも託児のサービスがあって、それこそミライFARMの活動がある時は必ず託児付きだったんですね。
なので、そういう文化がすでに、私が参加した場所にはありましたので「簡単に取り入れられるな」と・・・本当によかったです。
周りの方からも良いリアクションをいただけています。
子育てを機にやめてしまうというのは音楽に限らずどこの業界でも課題だと思いますが、簡単にそれを解決できたのは、やはり赤磐市にそういう文化があったからこそですね。
先人たちの軌跡を、大切に繋いでいきたいと思っています。
立ち上げにあたり困難だったことは?
楽器の確保ですかね・・・?
最初に「これが課題かな?」と思ったことが3つありました。
- 人をどう集めるか
- 楽器と練習場所
- 指導者
ここをどうするかな・・・と思っていたのですが、人は自然に集まってくれたんです。周りの皆さんやYahoo!ニュース等のおかげで。
練習場所も、「公民館を団体登録したら無料で使える」という情報がすぐ入って来て「それでいこう」と。
楽器はけっこう「どうしよう、どうしよう」と思っていたのですが、ご縁があって、現在打楽器が少しずつ集まってきている状況です。
指導者も「どうしよう」と。全くコネクションも無いですけど、確実に必要で私には絶対できない部分。
でも指導者もおかげ様で良いご縁をいただいて、あまり困難は無かったかもしれないです笑
その都度その都度めっちゃ悩んでいるんですけど、その期間は短かったというかすぐ解決しているので、本当にとんとん拍子だと思います。
これからもあかいわWINDには、いろいろな人に来てほしいです。
中学生・高校生からシニア世代まで、音楽を愛するすべての人に。
特に、これまで吹奏楽をやって来たけど何かしらの理由でやめざるをえなかった人。
距離なのか子育てなのか生活や人間関係の変化なのか、何かしらの理由で音楽を一回やめざるをえなかった人が、また音楽をする。
あかいわWINDが、音楽を再開する場所であれたら嬉しいなと思います。
私の夢
あかいわWINDが、100年先まで続いてほしいと思います。
それを機に赤磐の文化が深まっていくと嬉しいです。そして今後もそのような部分に関わっていけたらいいなと思っています。
あかいわWIND 団員募集中!
あかいわWINDは、音楽を好きな人が好きでい続けるために活動を続けたいと思っています。
子育てが忙しい・仕事が忙しい等、吹奏楽ができなくなる理由はたくさんあると思うんですけど、あかいわWINDに入ることによってそれをまた続けられる場所でありたいと思っているので、気兼ねなく見学にいらしてください。
待ってま~す♪